理念・方針・目標

保育園理念

社会福祉法人 藤寿会「しののめキッズパーク保育園」は保護者の思いを受け止め、ともに子育てすることを基本とし、安全で安心できる保育環境の中、ひとりひとりを大切に、子どもたちの豊かな育ちを家庭、地域と支えあい歩んでまいります。

保育方針

保育目標

  1. 豊かな園庭と四季折々の自然の中から、丈夫な体と思いやりの心を育みます。
    チョウやトンボを追いかけたり、草花でおままごとしたり、自然の中で遊んだ記憶が皆さんは残っていますか。 近年、自然と子どもの距離は広がり、保育園近隣でも開発が進み、住みやすく便利な街に変化してきています。そのためお子さんに豊かな自然体験の記憶を残してあげられる環境が少なくなってきています。四季折々の植物や生物の命の動き、風の心地よさ、木々のにおい・・・それらを肌で感じながら、夢中になって遊ぶことは、五感を刺激し健全な体を作り上げていく土台を築き、自然の移ろいに気づく感性を磨くことでしょう。これは、今の子どもたちに必要な環境と考えます。しののめキッズパーク保育園は新舎で園庭も更地からのスタートですが、近隣の自然とのつながりを大切に、生き物の集まるビオトープや土に親しめる水田を作り上げ、子どもたちの記憶に残る場を作っていきたいと願い、保育環境を皆さまと共に整えてまいります。

  2. 環境をいかした様々な実体験を通じて生命への感謝の心と探究心を育みます。

    人が生きていくうえでまず必要なのは食べること、家庭菜園から収穫し、調理し家族で食卓を囲むという暮らしが、なかなか難しいのが現状です。食材を種から育て、土を耕し、日々の成長を観て世話をし、失敗や成功を繰り返しながら育った命を頂く。その喜びや感動は「ありがたい」という感謝の気持ちの芽生えにつながります。保育園では、畑の野菜、水田の稲作の実体験と見える厨房での調理者との関わり通じて食育活動を進めて参ります。 又、日々生活していく中で不可欠な道具や、子どもたちの大切なおもちゃについては、安全、安心なものを取り入れています。ぬくもりのある木の素材は、一株の苗が何年もかけて大きくなり、材になり、加工をして人の営みに役立つものへと変化します。これを木工体験等で実際に体験することで、どのように出来上がっているのか知り、驚き「どうして?もっとしりたい!」という探究心の芽生えとつながるでしょう。保育園では緑豊かな環境とぬくもりのある木育を保育にとりいれてまいります。

  3. 保育士との信頼関係、異年齢児・高齢者との交流を通じて安定した心と育ちあう意欲を育みます。
    少子化、核家族化を背景に子どもたちを取り巻く人的環境は、希薄になってきています。信頼できる保育士、仲の良い友達、小さい子を思いやるお兄さんお姉さん、多くの人との関わりが保育園にはあります。それは「自分は大切にされている・・・幸せだな」という心の安定につながります。老人ホームとの関わりでは、子どもたちとのふれあいが、お年寄りの笑顔につながり、また逢いたいという楽しみが日々の活力となるでしょう。自らの存在が、意味のあることと感じられる経験は、これから成長していく過程で大きな力となることを願います。私たち保育士は、人と人との関わりから生まれる子ども達の気持ちの変化に寄り添い、豊かなコミュニケーションの中育ちあえるよう努めていきます。