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日本生態系協会協力イベント~園庭自然教室~

先日の投稿でもお伝えしましたが、今年度は『木育ひろば』に子ども達が参加することが出来なかったので、園庭の自然や地域の自然についての学びを得ることが出来ませんでした。そこで、今回初めての試みとして、日本生態系協会の方にご協力頂き『園庭自然教室』を開催する事となりました。

↑日本生態系協会の方の話を聞く子ども達。今回は全園児を代表して4歳児(とんぼ組)、5歳児(かぶと組)が参加しました。

子ども達が楽しく学べるように、ゲーム感覚の取り組みも交えながら実施。みんなワクワクとした表情で参加していました。

まずは『おつかいゲーム』!「赤い葉っぱ」「ギザギザの葉っぱ」など指示された葉を見つけるために園庭へ繰り出します!見つけた後はみんなが集めてきた葉っぱを観察。「同じ黄色でもちょっとずつ色が違うね」「ギザギザにも、いろんなギザギザがあるね」と様々な葉がある事を実感。園庭の豊かな自然を知り、それらがあることの面白さをも感じ取ることが出来ました。

園庭の自然について学びを得た後は、近隣の自然に視野を広げ『三ツ又沼ビオトープ』についての話を聞きました。昔はあった花や草、蝶などの昆虫が減ってきてしまったり、中々人が寄り付かなくなり、“荒れて”しまっているということ。その現状を打開し、昔のように人々が沢山訪れる、自然豊かな場所に戻そうと活動が繰り広げられているという話を伺い、真剣に聞き入っていました。また、その自然を元に戻していくための活動に、保育園も協力をしているということも学びました。園が保全し、その種を採取している花『ユウガギク』の写真を見せると「しってる!」「たんぼのとこに さいてるおはな!」とすぐに気付けた子ども達!今回はその種の採取も、子ども達と共に行いました。

採取した種は三ツ又沼へ戻してもらいます。子ども達と三ツ又沼の更なる発展を願い「種のお返し式」も行いました。

その他、当園にある『ハンノキ』についても学びを深めた子ども達。いつも「まつぼっくりみたいなやつ」と言っていた実の中に、“木の種”があると知るととても驚いていました。

難しい内容も含まれた今回の自然教室でしたが、子ども達は楽しみながら参加することが出来ました。今回、学んだ事を自分の中の『知識』とし、ちょうちょ組、みつばち組、てんとう組、あり組の後輩たちにも伝え、みんなで園庭の自然を大切にしていけたらと思います。

そして・・・地域の自然にも興味を持ち、地域を愛する子ども達へと育っていってくれたらと願っています。

↑沢山の話を聞かせてくれた日本生態系協会のお兄さん。自然教室閉会後もシラカシのどんぐりの遊び方など教えてくれて、子ども達から大人気でした♪